東北地方太平洋沖地震で被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、この大地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
3月11日…
アルとお出かけからの帰り道、青空に帯状のグレーの雲が見えた。
局地的なにわか雨??
それにしても、気持ち悪い空だなあ~って思いながら帰宅。
ちょっと落ち着いてそろそろ確定申告のため税務署に行かなきゃって動こうと思った瞬間、揺れを感じた。
その揺れが止まらない。
リビングの家具が横揺れし、テレビもスライドしそうなほど…
テレビを押さえながらアルの様子を見ていた。
アルはリビングから廊下に出る扉の前で固まっていた。
声をかけても全く動かない。
テレビの安全を確認してからアルのそばに行くとブルブル震えていて、抱っこしてひざの上に乗っけていてもしばらくはブルブルが止まらなかった。
その後も続く余震…
そのたびにベッドを飛び出してくるアルを抱きかかえて揺れが止まるのを待つ。
いつもは家の中では私のそばに来ないアルも、ひざの上から降りたあと私の横にぴったりくっついて不安げな様子を見せている。
余震の合間に考えたことは…
どこかに連絡をするかってこと。
幸いなことに被災地に親せきなどもなく、無駄に回線を使ってしまってはいけないので、これはしないことに…。
主人は…
職場にいれば安全だし、何よりも仕事がら連絡をしている場合じゃないかも…。
とりあえず、避難の際の準備を始めた。
まずはアルの避難用品…
アルの旅行用バッグに、フードやペットシーツ、うんちバッグなどを詰め込み、抱っこバッグも準備。
そして、貴重品のバッグを準備。
それから、私たちの避難グッズの準備。
一度も使ったことのない非常持出バッグを初めてあけて中身の確認。
着替えもして何かあったらいつでも飛び出せるように準備。
でも、幸いなことに避難することもなく、今に至っている。
ライフラインにも何ら問題もなく、テレビをつけたまま過ごしていたが、映し出される映像を見てショック…
これが今日本で起きていることなんて…
16年前の阪神淡路大震災のとき、大阪に住んでいて、よく利用していた阪神高速道路が倒壊していた映像や、9.11のときのWTCビルの映像を思い出したが、それ以上に現実とは思えない現実にただ呆然としてしまった。
あれから10日あまり…
被災された方、亡くなられた方、大事な方を亡くされた方、未だ連絡がつかず不安な日々を過ごされてる方…
原発の復旧に向けてがんばっていただいてる方…
計画停電で不便な思いをされてる方…
そんな方たちに申し訳ないと思うくらい、普段と変わらない生活を送れている。
なんだか罪悪感を感じてしまうことも…
そんな私にできるのは、節電、募金…
そして…
被災地の皆様の健康と安全を祈り、1日も早い復興を願うことくらいです…